ワインの「ヴィンテージ」とは何のこと?ラベルに書かれた年号の意味

me Wine.講師の佐藤です。

ワインにおける「ヴィンテージ」とは、ブドウの収穫年のことを指します。

ラベルを見ると、大抵のものに<2021><2022>のような4桁の年号が書かれており、その年に収穫されたブドウから造られたワインであることが示されています。
(瓶詰めされた年ではありません)

年号が新しいワインほど若い状態のワインで、素直なフルーティーさやフレッシュ感がしっかり感じられることが多いです。

年号が古いワインほど、その年月の分ボトルの中でワインが寝かされた状態なので、若い時とは違う変化が生じているということになります。

例えば若いワインであれば、もぎたてのフルーツの香りが感じられるのに対し、熟成したワインからはドライフルーツや紅茶の葉などの乾いた香りが感じられたり。

自然界の植物が最終的に枯れて土に還っていくように、ワインも年月を重ねるごとに徐々に乾いてきて土に近い香りになり、複雑さを増していくのです。

おそらく日常的に楽しむワインであれば若いヴィンテージのものが多いかと思いますが、ヴィンテージの意味合いを知った上でラベルに書かれた4桁の年号をチェックする癖を今から付けていってくださいね